想像するちから: チンパンジーが教えてくれた人間の心


想像するちから: チンパンジーが教えてくれた人間の心
想像するちから: チンパンジーが教えてくれた人間の心
想像するちから: チンパンジーが教えてくれた人間の心
松沢哲郎 著
想像するちから チンパンジーが教えてくれた人間の心

出版年: 2011年2月25日
出版社: 岩波書店
ISBN: 978-4-00-005617-5

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この本の印税は緑の回廊プロジェクトに全額寄付されます。
2011/11/03: 第65回毎日出版文化賞(自然科学部門)を受賞しました。
2011/04/29: 第11回科学ジャーナリスト賞を受賞しました。

絶望するのも,希望をもつのも,人間だから

本の帯より


目次
  • プロローグ 心,ことば,きずな
  • 第一章 心の歴史学
  • 心は化石に残らない
  • 人類はいつも複数いた
  • 近いものを比べる,似たものを比べる
  • チンパンジーはヒト科
  • ゲノムの違いは約一・二パーセント
  • 第二章 生活史 人間は共に育てる
  • 野生チンパンジーのいるところ
  • チンパンジーの暮らし
  • 文化による違い
  • 社会
  • 生活史
  • お祖母さんという存在
  • 子育て
  • チンパンジーの父親は「心の杖」
  • 共育 ― 共に育てる人間
  • 第三章 親子 人間は微笑み,見つめ合う
  • 親子関係の進化
  • 親にしがみつく子,子を抱く親
  • 互いに見つめ合う
  • 仰向けに寝かせられ,もがくチンパンジーの子ども
  • 人間の赤ちゃんがプニョプニョの理由
  • 仰向けの姿勢が人間を進化させた
  • 第四章 社会性 人間は役割分担する
  • 見つめ合い,新生児微笑,新生児模倣
  • 同じ行動をする
  • 真似と見立て遊び
  • あくびの伝染
  • 自己認識
  • 模倣から他者の気持ちの理解へ
  • 手を差し伸べる
  • あざむく
  • 社会的知性発達の四段階
  • 第五章 道具認識の深さ
  • さまざまな道具
  • 野外実験によって道具使用を研究する
  • 利き手
  • 道具使用の発達
  • 行為の文法
  • 道具使用とシンボル使用の同型性
  • 再帰的な構造をもつ認識
  • 他者の心を理解する心
  • 一例反証による科学研究
  • 霊長類考古学

  • 第六章 教育と学習人間は教え,認める
  • 類人猿の言語習得研究
  • 哲学的な問いを科学する
  • ネズミの分断脳の研究
  • チンパンジーが見ている世界を人間と同じ方法で研究する
  • 「同じ環境」ってなんだろう
  • 参与観察によって認知発達を研究する
  • 霊長類研究所のチンパンジーたち
  • 積み木積みの発達
  • 教えない教育,見習う学習
  • 教え,認める教育
  • チンパンジーと自閉症
  • 脳の発達
  • 学習の臨界期
  • 文化の伝播
  • 第七章 ことばと記憶トレードオフ
  • 色のカテゴリー
  • 色彩名の習得とカテゴリー分け
  • 色彩基本語
  • 図形文字システム
  • 図形文字をつづる
  • 等価性が成り立っていない
  • ストループ効果で等価性を確かめる
  • 記憶
  • トレードオフ仮説
  • 第八章 想像するちから絶望するのも,希望をもつのも,人間だから
  • チンパンジーの描く絵,人間の描く絵
  • チンパンジーは絶望しない
  • 想像する時間と空間の広がり
  • 長めのエピローグ進化の隣人に寄り添って
  • 飼育下で
  • 野生の生息地で
  • 緑の回廊プロジェクト
  • あとがき