京都大学霊長類研究所 思考言語分野

リンク集

 
最終更新:2012年01月
以下のリンク集は、松沢哲郎・長谷川寿一 (編) (2000) 『心の進化: 人間性の起源をもとめて』 (岩波書店. [ISBN13:978-4-00-005381-5]) の巻末資料にもとづいてまとめたものです。 思考言語分野に関係するウェブサイトの一覧は こちらもどうぞ。
 
研究機関

 

動物福祉情報センター (合衆国農務省)

http://www.nal.usda.gov/awic/

研究や教育、検査のために動物を飼育するさいに、その環境エンリッチメントに必要な情報を提供する。アメリカ合衆国農務省 (USDA) の動物福祉情報センター (AWIC) のウェブサイト。

 

研究室内霊長類のための洗練および環境エンリッチメントにかんする文献注解

http://awionline.org/content/primate-enrichment-database

アメリカ合衆国の動物福祉研究所のViktor & Annie Reinhardt夫妻が発行しているヒト以外の霊長類だけを対象とした動物福祉関係の文献情報。特徴は、種ごとに、あるいは集団飼育、ペアの形成、食物のエンリッチメント、植樹といったテーマごとに、詳細な文献情報がのっていることである。対象はヒト以外の霊長類に限られているが、そのかぎりにおいて文献は網羅されており、ほかの動物種についても参考になるだろう。

 

ウィスコンシン国立霊長類研究センター (ウィスコンシン大学マディソン校)

http://www.primate.wisc.edu/

アメリカ合衆国に7つある霊長類センターのひとつで、アメリカ合衆国の国立衛生研究所 (NIH) と国立研究資源センター (NCRR) が支援している。ウィスコンシン大学マディソン校の大学院と連携している。おもに医学研究に霊長類を利用している。

 

ヤーキス国立霊長類研究センター (エモリー大学)

アメリカ合衆国にある7つの霊長類研究センターのひとつで、エモリー大学に設置されている。故Robert Mearns Yerkesにちなんで名づけられた。イェール大学の心理学の教授だったYerkesは、1920年代に大型類人猿の研究をおこない、1930年にフロリダ州オレンジパークにイェール大学霊長類生物学研究施設を創設した。Yerkesの死後、名前を改め、場所も移して今日に到っている。アメリカ最古で最大の霊長類研究施設。

 

デューク・キツネザル・センター (デューク大学)

アメリカ合衆国のデューク大学の霊長類センター。希少種の繁殖において著名で、とくに原猿類のコレクションとしては世界最大規模を誇る。

 

進化心理学センター (カリフォルニア大学サンタ・バーバラ校)

アメリカ合衆国のカリフォルニア大学サンタ・バーバラ校でLeda CosmidesとJohn Toobyが主催する進化心理学の研究センター。進化心理学の参考書や最近のトピック、各種論争を紹介し、人間行動進化学会や進化心理学の最新の動向などがわかる。

 

マックス・プランク進化人類学研究所

ドイツのマックスプランク協会が2000年にライプツィヒに開所した進化人類学を標榜する研究施設。学際的なアプローチにより人類進化の解明をめざしている。霊長類学 (Christophe Boeschが主宰)、言語学 (Bernard Comrieが主宰)、人類進化論 (Jean-Jacques Hublinが主宰)、進化遺伝学 (Svante Pääboが主宰)、発達比較心理学 (Michael Tomaselloが主宰) の5部門からなる。

 

チンパンジーの文化

イギリスのセント・アンドリューズ大学心理学部のAndrew Whitenが主宰するウェブサイト。Whitenらが書いた野生チンパンジーの文化に関する論文が1999年6月号のNature誌に掲載された (Whiten et al. [1999] Cultures in chimpanzees. Nature, 399, 682-685. [DOI:10.1038/21415])。その基盤にある野生チンパンジーの文化的変異に関するデータベース。アフリカの各地域における行動の文化的変異にかんする情報が網羅されている。

 

リヴィング・リンクス・センター (エモリー大学)

Frans B. M. de Waalが主宰する研究施設リヴィング・リンクス・センター。アメリカ合衆国のエモリー大学ヤーキス国立霊長類研究センターに1997年に創設された。大型類人猿とヒトを、社会生活、生態、認知、神経科学、分子遺伝学といった視点から比較する。ヒトの進化を再構成し、ヒトと類人猿の類似と相違を明確にするとともに、彼らの福祉や野生保全を推進するための啓蒙を目的とする。

 

アフリカ類人猿研究拠点

アメリカ合衆国のカリフォルニア大学サンディエゴ校のJim Mooreが提供する、野生のチンパンジー、ボノボ、ゴリラにかんする地域情報と文献情報。アフリカ大型類人猿の生態および行動研究の現状が一望できる。

 

チンパンジーとヒトのコミュニケーション研究所 (セントラル・ワシントン大学)

アメリカ合衆国のセントラル・ワシントン大学心理学部のRoger & Deborah Fouts夫妻が主宰するチンパンジーとヒトのコミュニケーション研究所 (CHCI)。アメリカンサインランゲージ (ASL) と呼ばれる手話をおぼえたチンパンジーのおとなが4人いる。そのほか2007年に亡くなったひとりが、Robert Allen & Beatrice Tugenhat Gardner夫妻の研究で著名なWashoe Pan satyrusである。チンパンジーとヒト、あるいはチンパンジーどうしでの手話コミュニケーションについて詳述している。

 

言語研究センター (ジョージア州立大学)

アメリカ合衆国のジョージア州立大学心理学部の関連施設である言語研究センター。Duane M. Rumbaughが主宰している。E. Sue Savage-RumbaughらによるボノボのKanziやPanbanishaの言語理解の研究で有名となった。

 

霊長類認知研究室 (コロンビア大学)

アメリカ合衆国のコロンビア大学心理学部のHerbert S. Terraceの主宰する霊長類認知研究室。Terraceは、無誤学習の発案者、チンパンジーNim Chimpskyの手話研究でも著名。マカクザルやハトを対象として、系列学習、記憶、チャンク、数や物の概念などの研究をおこなっている。

 

認知進化研究室 (ハーヴァード大学)

http://www.wjh.harvard.edu/~mnkylab/Home.html

アメリカ合衆国のハーヴァード大学心理学部の霊長類学、行動学の研究者Marc D. Hauserの主宰する霊長類の認知進化研究室。ワタボウシタマリン、アカゲザル、チンパンジーなどの研究をおこなっている。Hauserは大著 Evolution of communication (1996. Cambridge, MA: The MIT Press. [ISBN13:978-0-262-08250-1] [出版社による紹介]), Moral minds: How nature designed our universal sense of right and wrong (2006. New York: Ecco. [ISBN13:978-0-06-078070-8] [出版社による紹介]) の著者として有名。

 

行動生物学グループ (ユトレヒト大学)

オランダのユトレヒト大学のJohan J. Bolhuisが主宰する研究室。かつてはアーネム・コロニーのチンパンジー研究で有名なJan Antoon Reinier Alex Maria van Hooffが主宰していた。Nicolaas Tinbergenの流れをくむ行動学研究の伝統があり、社会生態学の研究もおこなっている。インドネシアの野生オランウータンやマカクザルの研究でも有名。

 

鳥類視覚認知研究室 (タフツ大学)

アメリカ合衆国のタフツ大学心理学部で比較動物認知 (comparative animal cognition) 研究を標榜するRobert G. Cookが提供する比較認知科学関係の情報ネット。ハトの視覚認知、弁別学習の専門家だが、このサイトには、比較認知に関する世界中の研究者や文献情報が網羅されている。教育にも熱心で、ユニークな教材として 「動物の心を探る (Exploring the animal mind)」 がある。これは、Windowsを基盤にしたインタラクティヴなソフトウェアモデュール群で、動物の認知や学習に関する基本原理や最新の理論を学生が自習できるようになっている。

 

William H. Calvin研究室 (ワシントン大学)

アメリカ合衆国のワシントン大学の脳科学者であるWilliam H. Calvinの個人ウェブサイト。Calvinは、専門である単一神経細胞の記録研究のかたわら、進化にも興味をもち、さらには進化という視点から言語や音楽や論理といった心的過程にも興味をもっている。Calvinの最新著作の紹介のほかに、言語、進化、脳科学という関連領域のトピックが、ひとつの視点から厳選されて提示されている。

 

イルカ研究所

交通至便なアメリカ合衆国ハワイ州オアフ島ワイキキのはずれにあるイルカ研究所。2003年に亡くなったアケアカマイという名のイルカによる手話認識の研究などで有名となった。ハワイ大学マノア校でイルカとザトウクジラの認知と行動の研究を主宰しているLouis M. Hermanの研究室についてもこちらを参照のこと。イルカもクジラもクジラ目の哺乳類で、両者に本質的な差はなく、体長4メートル以下の種をイルカと呼び習わしているだけである。

 

地中海認知神経科学研究所

フランスのマルセイユにある認知神経科学の研究施設。認知過程とその神経機構の解明をとおして、人間行動の理解をめざしている。フランス語でINCMと略称される。領域のひとつとして比較認知研究があり、Joël Fagotが主宰している。

 

CogLab ™ 2.0: Wadsworth 認知心理学オンライン実験室

認知心理学の入門者のためのオンラインでできる初級実験。心理学実験指導研究会 (編) (1985) 『実験とテスト: 心理学の基礎: 実習編』 (培風館. [ISBN13:978-4-563-05545-5])、(1985) 『実験とテスト: 心理学の基礎: 実習編』 (培風館. [ISBN13:978-4-563-05546-2])、あるいは教養課程心理学研究会 (編) (1975) 『教材心理学』 (ナカニシヤ出版. [ISBN13:978-4-88848-012-3] [出版社による紹介]) といった書物があるが、それのオンライン版といえる。Gregory Francisを中心としたパデュー大学心理学部の教官と大学院生が作成した。視覚探索、仮現運動、Stroop効果、Simon効果、信号検出理論、心的回転、記憶範囲、系列位置効果、Monty Hallの3つの扉問題など多様なトピックを扱っている。Java言語でプログラムされている。Francisらによる同様のオンライン実験室に、Social Psych Lab ™: Wadsworth社会心理学オンライン実験室 がある。

 

生物の多様性と進化研究のための拠点形成: ゲノムから生態系まで (京都大学)

京都大学グローバルCOEプログラム。生物多様性についてゲノムから生態系までさまざまなスケールで研究をおこなうための拠点を形成することを目的とする。京都大学大学院理学研究科生物科学専攻、生態学研究センター、霊長類研究所が中心となっている。

 

心が活きる教育のための国際的拠点 (京都大学)

京都大学グローバルCOEプログラム。現在心をめぐる問題が深刻化するなかで、心が活きる教育とはどのようなものかを研究するための拠点を形成することを目的とする。京都大学大学院教育学研究科、文学研究科、人間・環境学研究科、高等教育研究開発推進センター、こころの未来研究センターに所属する心理学者、教育学者によって組織されている。

 

霊長類研究所 (京都大学)

愛知県犬山市にあるわが国唯一の国立の霊長類研究所。思考言語分野はこの研究所の1分野である。京都大学に附置された全国共同利用研究施設である。ヒトを含めた霊長類の総合研究を推し進めている。チンパンジーのアイ (アイ・プロジェクトの概要やアイの育児日誌などチンパンジーの知性についての比較認知科学的研究)、チンパンジーワールド (ギニアのボッソウをはじめとする野生チンパンジーの生態や行動)、ボノボ (加納隆至らによるコンゴ民主共和国のワンバでの野生ボノボの研究) などを紹介するコーナーがある。

 

HOPEプロジェクト (京都大学)

日本学術振興会による先端研究拠点事業。ヒトの進化の霊長類的起源を研究するための日本学術振興会とドイツのマックス・プランク協会との共同プロジェクトである。ドイツ側はマックス・プランク進化人類学研究所が、日本側は京都大学霊長類研究所が、共同して研究する。

 

C.H.I.M.P.P. グループ (京都大学)

野生チンパンジーの薬草利用研究から展開したものの展望。京都大学霊長類研究所のMichael Alan Huffmanが主宰する。動物の薬草利用や寄生虫との相互関係の研究を集めている。

 

こころの未来研究センター (京都大学)

京都府京都市にある京都大学の研究施設。心理学、認知科学、脳科学、人文科学など心にかかわる諸学問の総合研究拠点を目指している。

 

人類進化論研究室 (京都大学)

京都府京都市にある京都大学の山極壽一の主宰する研究室。「野生チンパンジーの世界」 として、タンザニアのマハレでの長期継続研究の成果が紹介されている。屋久島や嵐山の野生ニホンザルについても解説されている。人類進化関係の本の紹介もある。研究室の創設は伊谷純一郎で、その系譜をひいて、西田利貞、山極壽一、鈴木滋らの研究がおこなわれている。

 

藤田和生研究室 (京都大学)

京都府京都市にある京都大学大学院文学研究科心理学教室において比較認知科学を掲げる研究室。霊長類、鳥類、齧歯類、イヌなどさまざまな種類の動物で研究をおこなっている。日本におけるこの分野の標準的テキスト 『比較認知科学への招待: 「こころ」 の進化学』 (1998. ナカニシヤ出版. [ISBN13:978-4-88848-437-4] [出版社による紹介]) の著者である藤田和生が主宰する。動物ばんばんざいの会と呼ばれるセミナーの文献講読情報も充実している。

 

渡辺茂研究室 (慶應義塾大学)

東京都港区にある慶應義塾大学の心理学専攻において比較認知科学および比較認知神経科学の研究をおこなっている。鳥類、齧歯類、魚類などをふくむ無脊椎動物からヒトまでの幅広い種を研究対象としている。

 

長谷川寿一研究室 (東京大学)

東京都目黒区にある東京大学の長谷川寿一の研究室。行動生態学、進化心理学、発達心理学の研究をおこなっている。研究室のメンバー紹介や進化心理学関連の情報など。

 

ATR

けいはんな学研都市にあるATRはAdvanced Telecomunications Research Institute Internationalの略称で、音声言語コミュニケーション研究所、適応コミュニケーション研究所、波動工学研究所、脳情報研究所、知識科学研究所、知能ロボティクス研究所、認知情報科学研究所、メディア情報科学研究所の8つの研究施設をもつ。ATRグループとして、電気通信分野における基礎的、独創的研究の一大拠点として内外に開かれた研究所を標榜している。産、学、官の共同で1986年に設立した、半官半民の会社組織の研究所。川人光男の認知神経科学への計算論的アプローチなどの研究がおこなわれている。

 

理化学研究所

埼玉県和光市に本所をおく理化学研究所は、物理学、化学、工学、生物学、医科学など幅広い分野にわたり、基礎研究から応用研究まで多様な研究活動を展開しており、日本で唯一の自然科学の総合研究所を標榜している。脳科学総合研究センター、ゲノム科学総合研究センターなどをもつ。

 

GAIN

文部科学省の推進する事業であるナショナルバイオリソースプロジェクトの一環。GAIN (大型類人猿情報ネットワーク) の目的は、国内のチンパンジー、ゴリラ、オランウータンのヒト科3属にかんする情報の提供やサンプル供与の仲介をおこなうことで、それらについての研究を促進することである。

 
団体

 

国際霊長類保護連盟

略称IPLL。ヒト以外の霊長類の保護を目的に、1973年にShirley McGrealによって設立された団体。野生霊長類の研究者が参加して、野生保全、飼育環境の改善、法制化等のとりくみをおこなっている。

 

アーネム動物園のチンパンジーコロニー

オランダのアーネム市にあるチンパンジーのコロニー。ユトレヒト大学の行動学者Jan Antoon Reinier Alex Maria van Hooffにより1971年に創立された。van Hooffの祖父が創立したブルヘルス動物園のなかにあり、広さ数千平方メートルの屋外運動場で、1群30個体を越えるチンパンジーが暮らしている。Frans B. M. de Waalの 『チンパンジーの政治学: 猿の権力と性』 (ドゥ・ヴァール, F. 1994. 西田利貞, 訳. 産経新聞出版. [ISBN13:978-4-902970-69-2] [出版社による紹介]) の舞台となった。ここのチンパンジーの社会的遊びやからかい行動の発達を研究したOtto Adangが管理するウェブサイト。

 

GRASP

UNEPとUNESCOが共同で運営しているGRASP (大型類人猿保全計画)。大型類人猿やその環境の保全、地域住民との共存といったことを推進することを目的とする。GRASPの日本におけるパートナーとして、GRASP-Japanが結成されている。

 

ジェーン・グドール・インスティテュート

野生チンパンジー研究の第一人者であるイギリスのJane Goodallが運営している私設の研究所の案内。チンパンジーの生態や行動の研究、野生保全運動、青少年のための環境教育プログラム Roots and Shoots などの情報が満載されている。また、日本支部であるジェーン・グドール・インスティテュート・ジャパンもウェブサイトを運営している。

 

オランウータン財団インターナショナル

ボルネオの野生オランウータン研究の第一人者であるBiruté Marija Filomena Galdikasが主宰する財団。インドネシアのタンジュン・プティン国立公園で長期継続研究がおこなわれている。野生保全や、野生由来個体のリハビリテーション活動も盛ん。

 

ゴリラ財団

Kokoと名づけられたローランドゴリラの手話(アメリカンサインランゲージ)の研究で有名なFrancine Pattersonが主宰する財団。1971年から始まったココプロジェクトは、現在も続いており、人間とゴリラが500程度の語彙の手話サインを駆使して双方向のコミュニケーションができることを示した。

 

ダイアン・フォッシー・ゴリラ基金インターナショナル

故Dian Fosseyによって1967年に始められた野生マウンテンゴリラの調査を受けつぐ基金。ルワンダのカリソケで調査研究が継続している。

 

社会と動物のフォーラム: 旧称 Psyeta

実験動物の使用にあたって倫理的な待遇を求める心理学者の会。アメリカ合衆国のいわゆる501 (c) (3) 条項に適合するNPOとして、実験動物の待遇改善のために心理学や教育学の知識を使用すると称している。動物福祉や「動物の生きる権利」の、合衆国における状況がわかる。

 

GRASP-Japan

GRASPの日本におけるパートナーとして、日本の大型類人猿の研究者が中心となって結成されたGRASP-Japan (大型類人猿保全計画日本委員会)。日本の大型類人猿の野生研究とかかわりの深い拠点を中心に、野生大型類人猿およびその環境の保全や、その地域住民との共存を促進するために活動している。

 

ジェーン・グドール・インスティテュート・ジャパン

ジェーン・グドール・インスティテュートの日本支部。野生チンパンジーやその環境の保全についての情報を提供している。

 

SAGA

SAGA (大型類人猿を支援する集い) は、大型類人猿にかかわる人々で結成された非営利団体である。参加者は、野生大型類人猿や実験室霊長類の研究者だけにかぎられず、自然保護の活動家や、動物園の飼育員など、国内で大型類人猿にかかわるさまざまな人がふくまれている。

 

市民ZOOネットワーク

環境エンリッチメントの観点から、動物園のさまざまなとりくみや、動物園のあり方といったことについて、一般の人に情報を提供している。また、環境エンリッチメント大賞を毎年実施している。

 
情報資料

NCBI: Entrez PubMed

アメリカ合衆国国立衛生研究所の国立医学図書館による検索システム。同図書館が製作した生命科学の広い分野にわたるデータベースMEDLINEを検索できる。

 

Elsevier: ScienceDirect

Elsevier社から出版されている学術誌を見ることができるオンラインライブラリ。動物学の重要誌 Animal Behaviour、発達心理学の重要誌 Journal of Experimental Child Psychology などのほかに、Current Biology, Journal of Human Evolution, Behavioural Processes, Behavioural Brain Research, Brain and Cognition, Brain and Language, Trends in Cognitive Sciences などを閲覧できる。

 

Wiley Publishers: Wiley InterScience

Wiley社から刊行されている学術誌を見ることができるオンラインライブラリ。霊長類学の4主要学術誌のひとつでアメリカ霊長類学会の機関誌である American Journal of Primatology、また 日本心理学会の機関誌である Japanese Psychological Research を閲覧できる。そのほかにも American Journal of Physical Anthropology, Ethology など、霊長類学、人類学、動物行動学の重要雑誌がある。また、Developmental Psychobiology, Evolutionary Anthropology: Issues, News, and Reviews, Zoo Biology などがある。

 

Karger Medical and Scientific Publishers: Journals

Karger社から刊行されている学術誌を見ることができるオンラインライブラリ。霊長類学の4主要学術誌のひとつでヨーロッパ霊長類学会の機関誌である Folia Primatologica を検索できる。そのほかに、ヒト胎児ならびに新生児にかんする Neonatology、脳、行動、進化にかんする Brain, Behavior and Evolution などがある。

 

Springer Science+Business Media: SpringerLink

Springer Science+Business Media社から刊行されている学術誌を見ることができるオンラインライブラリ。霊長類学の4主要学術誌のうち、国際霊長類学会の機関誌である International Journal of Primatology、1957年創刊で4誌のなかでもっとも古い歴史をもち、日本霊長類学会の協力のもと日本モンキーセンターが刊行している Primates を閲覧できる。また、比較認知科学にかんする Animal Cognition日本動物行動学会の機関誌である Journal of Ethology もある。

 

Cambridge University Press: Cambridge Journals Online

ケンブリッジ大学出版局から刊行されている学術誌を見ることができるオンラインライブラリ。Behavioral and Brain Sciences などを閲覧できる。

 

PLoS Journals

PLoS (公共科学図書館) から刊行されている学術誌を見ることができるオンラインライブラリ。PLoSは、科学や医学にかんする文献を無料で利用できるように活動している非営利組織であり、すべての論文がオープンアクセス (無料で利用可能) になっている。PLoS Biology, PLoS ONE などを閲覧できる。

 

American Psychological Association: APA Journals

アメリカ心理学会から刊行されている学術誌を見ることができるオンラインライブラリ。Journal of Comparative Psychology は、100年以上の歴史をもつ比較心理学にかんする学術誌で、心理学の学術誌としては非常に多様な動物種を扱っている。Journal of Experimental Psychology: Animal Behavior Processes は、動物行動にかんする実験心理学的研究を報告している。また、Journal of Experimental Psychology: Learning, Memory, and Cognition, Developmental Psychology, Psychological Review などの重要誌もある。

 

Royal Society Publishing: Jornals

ロンドン王立協会から刊行されている学術誌を見ることができるオンラインライブラリ。Proceedings of the Royal Society of London, Series B: Biological Sciences, Philosophical Transactions of the Royal Society of London, Series B: Biological Sciences, Biology Letters などの重要誌もある。

 

Nature Publishing Group: nature.com

イギリスのマクミラン出版の1部門であるネイチャー出版グループから刊行されている学術誌 Nature を見ることができるオンラインライブラリ。ほかにも Nature Neuroscience, Nature Reviews Neuroscience などの重要誌がある。また Nature Digest (日本語) も刊行している。

 

AAAS: Science

アメリカ合衆国のアメリカ科学振興協会から刊行されている学術誌 Scienceを見ることができるオンラインライブラリ。

 

Proceedings of the National Academy of Sciences

アメリカ合衆国の全米科学アカデミーから刊行されている学術誌 PNAS (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)を見ることができるオンラインライブラリ。

 

JEAB & JABA

Burrhus Frederic Skinnerらによって始められた実験的行動分析 (オペラント心理学) の2主要学術誌、すなわち Journal of the Experimental Analysis of Behavior と、Journal of Applied Behavior Analysis のオンラインライブラリ。主要な論文については無料で全文を読める。

 

Laboratory Primate Newsletter

霊長類の実験研究にかんするニューズレター。Harry Frederick Harlowの弟子Allan M. Schrierがアメリカ合衆国のブラウン大学に霊長類の行動と認知の研究室を創設し、このニューズレターを1962年に創刊した。彼の死後も夫人Judith E. Schrierによって引きつがれている。霊長類の実験室的研究について多くの情報が載っている。

 

Shape of Enrichment

ヒト以外の動物を対象とする研究においては、野外研究では野生保全の努力が、飼育下の研究では動物福祉の立場にたった環境エンリッチメントの努力が、どのような種類の研究を実施するうえでも必要不可欠である。世界的な規模で環境エンリッチメントを推進する組織が1991年にアメリカで発足し、現在はNPOとして活動している。環境エンリッチメントの理念と実際の工夫についての情報が満載されている。同名の年4回発行のニュースレターがある。

 

Journal of Mimetics: Evolutionary Models of Information Translation

ミーム研究の学術誌。1997年創刊、2005年休刊。編集顧問にDaniel Clement Dennett, Clinton Richard Dawkinsら。

 

J-STAGE

日本の科学技術振興機構によるオンラインライブラリ。日本霊長類学会の学会誌 『霊長類学研究』、日本動物心理学会の学会誌 『動物心理学研究』、日本認知科学会の学会誌 『認知科学』 を閲覧できる。

 

PrimateLit: 霊長類学文献データベース

霊長類学に深い関心をもつ人のためのサイト。1940年代から現在までにいたる霊長類学関係のすべての文献を網羅している。アメリカ合衆国のウィスコンシン国立霊長類研究センター、ワシントン国立霊長類研究センター、ウィスコンシン大学マディソン校図書館の共同プロジェクト。ワシントン大学のワシントン国立霊長類研究センターの霊長類情報センターが文献の収集等をおこなった。

 

霊長類情報ネット

略称PIN。霊長類学に深い関心をもつ人のためのウェブサイト。アメリカ合衆国のウィスコンシン国立霊長類研究センターの図書館が維持している。世界中の霊長類研究施設の要覧、霊長類研究者の要覧を備えている。検索も充実しているので、たとえば研究者の人名を入力すれば住所や電話、Fax番号、Eメールアドレスなどの連絡先がすぐ出てくる。動物福祉関係の法律やガイドラインのコーナーも詳しい情報がある。霊長類研究関係のあらゆる情報が網羅されているといってよい。このウェブサイトのなかで 「行動と生態」 のページは、ヒト以外の霊長類の行動と生態にかんする情報だけを集めている。

 

霊長類の利き手と脳の側性化

アメリカ合衆国のインディアナ大学の研究者M. K. Holderが提供している霊長類の利き手と脳の側性化 (脳の半球機能の左右非対称性) にかんする研究のデータベース。人間に特徴的な右利き手優位と、言語機能の左半球支配との関係を、ヒト以外の霊長類の利き手研究から探る。

 

生物学リンク: 進化

アメリカ合衆国のハーヴァード大学分子細胞生物学部が提供している進化に関する生物学関連リンクのリスト。主要な学術雑誌、生物学情報の解析用コンピュータソフトウェア、世界の主要な研究施設、学会などへリンクできる。

 

アメリカ優生学運動画像資料館

アメリカ合衆国にある研究所コールド・スプリング・ハーバー実験室のドーランDNA学習センターが、同研究所の優生学記録局に所蔵されていた資料をもとにつくったウェブサイト。合衆国の優生学の歴史と現状がまとめられているだけでなく、貴重な図像資料が多数収められており、優生学について学ぶには格好のウェブサイトといえる。

 

ヒトの進化: 3次元化石資料

霊長類と化石人類の頭骨の3次元画像を回転して見ることができる。アメリカ合衆国のカリフォルニア大学サンタ・バーバラ校の人類学部提供。

 

手話: アメリカンサインランゲージのオンライン辞書、ベビーサインランゲージ、国際サインほか

アメリカンサインランゲージ (ASL) と呼ばれるアメリカ合衆国で一般的に使われている手話言語の実践的なオンライン辞書。手によるサインは形と位置と動きが重要なのだが、それぞれの手のサインを動画で見ることができる。

 

動物ばんばんざいの会

京都大学の藤田和生研究室でおこなっている比較認知科学にかんする最新の文献についての輪読会の記録。最新の文献を知りたいときに覗くと便利。

 
学会

 

国際人間行動学会

http://evolution.anthro.univie.ac.at/ishe/

ヒトを対象とした行動学 (エソロジー) 研究の国際学会。1972年に、初代会長Irenäus Eibl-Eibesfeldtらによって創設された。進化の理論的な枠組みのなかで、生物学や行動科学で発展してきた手法をもちいて、人間行動を研究することを目的とする。機関誌 Human Ethology Bulletin を刊行している。

 

認知科学学会

認知科学の英米を中心とした国際的な学会。参加資格は学位取得後の研究者だが、学生も特別会員になれる。ヒトの心の理解をめざす学会と規定されている。認知科学が包含する領域として、人工知能、言語学、人類学、心理学、神経科学、哲学、教育学が挙げられる。1976年創刊の学術雑誌 Cognitive Science: A Multidisciplinary JournalElsevier社から刊行している。1979年以降、毎年1回の学術大会を開催している。計算理論の主唱者で早世した認知科学者David Courtnay Marrを記念するデイヴィド・マー賞を1990年に創設し、若手研究者に授与している。紹介、関連リンク集などがある。進化心理学のための主要な情報源といえる。

 

比較認知科学会

比較認知論 (comparative cognition) あるいは比較認知科学 (comparative cognitive science) と称する新しい学問領域の国際学会。1999年に設立された。1994年以来、毎年1回3月にアメリカ合衆国のフロリダで、比較認知科学大会 (Conference on Comparative Cognition、略称CO3) を開催している。関連他サイト、関連研究者へのリンクもある。

 

人間行動進化学会

略称HBES。進化心理学の研究者のための学際的な国際学会。認知機能、行動一般、情動、性行動などの進化的適応を発見するために進化論を適用する社会科学および生物科学の研究者のための学会と規定されている。進化心理学の解説論文、発行している学術雑誌やニューズレター、新刊図書の紹介などがある。

 

国際霊長類学会

霊長類学の国際学会。機関誌 International Journal of PrimatologySpringer社から、またニューズレターを刊行している。隔年に国際学会を開催しているが、ヒト以外の霊長類が生息する国と、生息しない国とで交互に開催している。1998年から2000年までの会長は、日本の西田利貞が務めた。

 

アメリカ霊長類学会

アメリカの霊長類学会。機関誌 American Journal of PrimatologyWiley社から刊行している。

 

ヨーロッパ霊長類学会

ヨーロッパの霊長類学会。機関誌 Folia PrimatologicaKarger社から刊行している。

 

日本霊長類学会

日本の霊長類学の学会。学会誌 『霊長類研究』 を刊行し、J-STAGEに登録している。また、日本モンキーセンターがSpringer社から機関誌 Primates を刊行するのを援助している。

 

日本動物心理学会

動物心理学の学会。機関誌 『動物心理学研究』 を刊行し、J-STAGEに登録している。

 

日本動物行動学会

ノーベル賞を受賞したKonrad Zacharias LorenzやNicolaas Tinbergenが発展させた行動学 (エソロジー) の伝統を踏まえつつ、行動生態学、生理学、動物社会学、心理学、遺伝学、進化学、数理生物学など、動物の行動にかんするあらゆる分野に開かれた学会である。1982年に、日髙敏隆を初代会長として設立された。対象となる「動物」も、虫、鳥、魚や、ヒトを含む哺乳類はもちろんのこと、コンピュータにすむ人工生命までふくまれる。学会誌 Journal of EthologySpringer社から刊行している。

 

日本心理学会

心理学関係の日本における最古で最大の総合学会を標榜している。1927年創立。機関誌 Japanese Psychological ResearchWiley社から、また 『心理学研究』 や、ニューズレターとして 『心理学ワールド』 を発行している。心理学の専門家として仕事をするために必要な最小限の標準的基礎学力と技能を修得していると日本心理学会が認定する制度として、認定心理士の資格認定をおこなっている。

 

日本発達心理学会

発達心理学の学会。発達心理学は、乳幼児から青年、成人さらに高齢期にまでわたる、人間の全生涯の心と行動の発達過程について研究する学問と規定されている。会員になるには学歴や業績、研究職であることも問われない開かれた学会を標榜している。1987年創立。機関誌 『発達心理学研究』 を刊行している。

 

日本教育心理学会

教育心理学の学会。発達心理学的研究もさかんにおこなわれている。1952年に創立された。学校心理士の資格認定をおこなっている。機関誌 『教育心理学研究』、『教育心理学年報』 を刊行している。

 

日本認知科学会

認知科学の学会。認知工学、人工知能、認知心理学など、学際的な領域の学会である。機関誌 『認知科学』 を1994年度から刊行し、J-STAGEに登録している。

 

日本進化学会

多様な研究分野の研究者が一堂に会し、広い視野で進化を論じる学会。海外の関連サイトには、海外の学会や学術雑誌、出版社の情報まで広く網羅されている。また、進化学に関連した国内のウェブサイト情報には、関連学会や出版物の情報、および国内外の関連学会へのリンク集が載っている。

 

日本神経科学学会

神経科学の国内学会。動物実験指針、脳科学関係資料、神経科学関連サイトへのリンクなどもある。

 

日本人間行動進化学会

人間行動進化学会 (HBES) に対応する日本の学会 (HBES-J)。人間行動生態学、進化心理学、進化的実験経済学、進化ゲーム理論研究、進化倫理学、言語の進化、進化医学、認識人類学等々の領域で研究をおこなう人々の領域横断的なつながりを目指す組織である。